会長挨拶

福岡大学 副学長
田中 守

3年続く新型コロナウィルス感染症も、第8波で最終章を迎える声がささやかれています。感染症レベル二類から五類への移行の検討や治療薬の認可申請も始まり、何より感染対策を講じながら様々なイベントなどが開催されており、社会や経済が本来の日常に戻りつつある状況となってきました。

このような中で、3年ぶりの対面で計画している日本ハンドボール学会第11回大会が初めて関西地区で開催できますことを心からお喜び申し上げます。開催に向けて準備を進めてくださっている船木浩斗学会大会委員長・理事(中京大学)を中心に、今回会場を提供いただく明石光史理事(大阪経済大学)、基調講演とシンポジウムを企画いただいた下川真良理事(大阪体育大学)と栗山雅倫理事(東海大学)の学会大会委員の皆様には、大変感謝しております。

今回の基調講演は、2022年度全日本インカレ9連覇を成し遂げた大阪体育大学女子ハンドボール部のストレングス&コンディショニングコーチとして10年間サポートし、スポーツバイオメカニクスの専門家としても活躍されている大阪体育大学の下河内洋平教授に「動きの特異性から考えるハンドボールのトレーニングについて~10年間の大体大女子ハンドボール部のトレーニング指導から得た知見~」をテーマにご登壇いただきます。またシンポジウムは、「ハンドボールが社会に貢献できること―新しいクラブ・チームのあり方を人材育成や地域活性化の観点から探る―」をテーマに、アースフレンズBM代表の山野勝行氏と富山ドリームス専務理事の徳前紀和氏(氷見高校副校長)にパネリストとして、元ハンドボール日本代表主将の東俊介氏にファシリテーター兼パネリストとしてご登壇いただきます。2024年の新世代プロリーグ開幕を控えた日本ハンドボールリーグのあり方を模索する貴重なシンポジウムです。

3年ぶりの対面で計画していますが、リモートの併用によるハイブリッド型あるいはオンデマンド型、新型コロナウィルス感染状況によってはオンライン・ライブも含めて検討していますので、多くの皆様のご参加をお待ちしています。本学会の目的である「ハンドボールに関する科学的研究及び会員相互の交流を促進し、ハンドボールの普及発展に寄与する知を創造すること」を目指し、現場で実践的指導やサポートに携わる多くの方々も交えた活発な議論ができる大会にしていただければ幸いです。

お気軽にお問い合わせください。Mail Only受付時間 9:00-18:00 [ 土・日・祝日除く ]

お問い合わせ