ごあいさつ
日本ハンドボール学会 会長 田中 守
福岡大学 教授
今季は暖冬と言われながらも、寒暖差が非常に大きい師走を迎えました。4年続いた新型コロナウィルス感染症も感染症レベル二類から五類へ移行し、社会や経済はNew Normalな日常で動いています。
様々な制約がある中での対面開催による新鮮な空気感を味わった昨年から、今回は従来通りの日本ハンドボール学会第12回大会を初めて九州地区の福岡大学で開催することになりました。2期6年に及ぶ学会会長を仰せつかり、皆様方のご協力により何とか最終年度を迎えられたことに安堵と感謝を申し上げます。その最終を本学福岡大学で迎えられますことを大変嬉しく思っています。開催に向けて準備を進めてくださっている船木浩斗学会大会実行委員長(中京大学)、仲田好邦セミナー実行委員長(名桜大学)をはじめとする各実行委員の皆様、基調講演者やシンポジストなどの調整にご尽力いただいている市村志朗理事長(東京理科大学)、そして会場提供のみならず大会準備全般にわたりご尽力いただいている森口哲史総務委員長(福岡大学)に感謝申し上げます。
今回の基調講演は、女子日本代表チームのコーチ経験を持ち、またシャトレーゼ監督、そして現在は筑波大学男子監督として数々の実績を残されている藤本 元准教授に「球技チーム監督の情況把握能力―運動学的な視点から―」をテーマにご登壇いただきます。またシンポジウムは、「ハンドボール界におけるアナリストの行方」をテーマに、日本協会情報科学委員長の市村志朗氏、女子日本代表アナリストの嘉数陽介氏、トヨタ車体アナリストの高橋豊樹氏、大同特殊鋼アナリストの芳村優太氏にご登壇いただき、他競技でも活躍するアナリストの位置づけ等も含め、ハンドボール界でのアナリストの貢献と今後の行方等について議論、提言いただく貴重なシンポジウムです。さらに、学会初日の午前中にコーチングセミナーを企画し、男子日本代表監督の経験を持ち、今季の日本リーグでとても勢いのあるトヨタ紡織九州を指揮している岩本真典監督に、「Impossible is nothing~不可能なんてない~」をテーマにコーチングコンセプトとトレーニング法を紹介していただきます。学会員以外の多くの指導者にもご案内する予定です。
本学会の目的である「ハンドボールに関する科学的研究及び会員相互の交流を促進し、ハンドボールの普及発展に寄与する知を創造すること」を目指し、現場で実践的指導やサポートに携わる多くの方々も交えた活発な議論ができる大会にしていただければ幸いです。
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